

横浜駅きた西口の近く、川の護岸沿いにあり、横を高架の首都高速神奈川2号線が走る、そのような敷地に飲食店を対象とした中層テナントビルとして計画された。建物の外周に紗のようにもう一枚の皮膜をまとわせ、内部のアクティビティと周辺環境との関係を調整し、奥行き感のある建物表情とすることを提案した。川側の外皮はランダムなピッチのアルミニウムルーバーであり、その背面はピッチを変化させたリブがつけられた外壁となっている。護岸と高架の間に、奥行きを持った光のヴォリュームが見えてくる。その光が水面に映り込み、土木構築物の間でその存在をアピールする。
DATA
竣工:2009年6月
所在地:神奈川県横浜市
建築面積:431.72㎡
延床面積:3,115.97㎡
階数:地上8階 地下1階
構造:S造
用途:飲食店
MEDIA
商店建築 vol.55 №3
PHOTO
Hiroyuki Hirai





