

横浜港発祥の地である象の鼻地区を、横浜開港150周年にあわせて再整備した港湾緑地。関東大震災により一部沈下した防波堤の復元とともに、多彩な催しに対応できる広場と、文化芸術発信拠点としての展示・上演機能を併せ持つカフェ・休憩所の建設を行った。歴史的な要素の活用、周辺の景観との調和・新たな夜景の創出などを軸として、ランドスケープおよびそれと一体化した建築と、みなと横浜の原点を可視化するサークル状に並ぶ照明スクリーンを提案した。 中心施設である象の鼻テラスは横浜市創造都市構想の一拠点として、日常的な憩いの場、観光案内所、また祝祭性を感じさせる場として、港とまち・人々と文化芸術が出会う横浜の新名所となっている。
DATA
竣工:2009年5月
所在地:神奈川県横浜市
建築面積:3.8h(パーク)
延床面積:604㎡(テラス)
階数:地上1階
構造:S造
用途:港湾緑地・休憩所
MEDIA
新建築 2009年7月号
日経アーキテクチュア 2019年7月13日号





