

区役所、保健福祉センターと消防署とが合築した総合庁舎。必要とされる大きなヴォリュームが周辺に対して圧迫感を与えないように、中間階の大庇によって垂直方向に分節化し、さらに水平方向にもテラスを挿入して分節化を行い、周辺街区になじませている。災害時の対策拠点となることから、高い防災性能を確保し、地下階柱頭部での中間階免震建物としている。 また、近隣の市営地下鉄構内の湧水を利用した空調システム、照明エネルギーの削減を意図したライトシェルフ、西面の日射遮蔽ルーバーなどの採用により、高い環境性能を持たせ、CASBEE-Sランクを達成している。
DATA
竣工:2017年2月
所在地:神奈川県横浜市
建築面積:2,812.55㎡
延床面積:17,334.25㎡
階数:地上8階 地下1階
構造:地上 S造一部CFT造(免震構造) 地下 RC造
用途:区役所・消防署
MEDIA
日経アーキテクチュア 2017年4月号
新建築 2017年5月号
建築技術 2017年7月号
作品選集2019





