

中学校敷地・校舎を活用して改築を行った施設一体型の小中一貫校。柔らかな屋根形状のヴォリュームが、既存の中学校校舎と体育館の間を縫うようにのびる。羊羹型の教室が並ぶ既存校舎とは対照的に、学年ゾーンごとにしつらえの異なる教室が、印象的なひとつ屋根の下に配置されている。新設校舎の中央部には、小学生と中学生、学校と地域をつなぐ役割を果たす多目的室と図書室が設けられている。新と旧を融合させ、地域に根差した新しい「つなぐ」小中一貫校である。
DATA
竣工:2013年3月
所在地:熊本県宇城市
建築面積:4,204.76㎡
延床面積:5,169.82㎡
階数:地上1階(改築棟) 地上2階(既存棟)
構造:W造,RC造一部S造
用途:小学校・中学校
MEDIA
新建築 2013年7月号
建築技術 2013年7月号
日経アーキテクチュア 2013年8月
作品選集 2015
PHOTO
Daici Ano





