

大学の研究機関と建材メーカーが、光触媒を用いた外装放熱部材の開発を目的とした実証実験を行うための建物。内部は1階と2階に設けられた計測室とそれらをつなぐスチールプレートの斜めの床で構成されており、外璧は実験に応じて交換することに対応した、着替えるような衣としての外皮となっている。光触媒(TiO2)の超親水性を利用して、建築の外皮に薄い水膜を張り、その蒸散作用によって建物全体を冷却する効果の検証を行う実験などが計画されている。
DATA
竣工:2004年5月
所在地:千葉県野田市
建築面積:76.92㎡
延床面積:165.35㎡
階数:地上2階 地下1階
構造:S造
用途:光触媒放熱部材実証実験棟
MEDIA
GA JAPAN 2004年7月号
新建築 2004年8月号
PHOTO
Hiroyuki Hirai





