

国土交通省住宅局の支援を受けたLCCM住宅研究開発の一環として、建設されたデモンストレーション棟。LCCM住宅とは、建設時(イニシャル)と運用時(ランニング)を通して排出されるCO2を、自ら作り出すエネルギーに相当する電力分のCO2削減量によって相殺し、最終的にCO2収支をマイナスにしようという住宅である。冬季は温室状としてダイレクトゲインを行い、夏季には水平収納式のルーバーで日射遮蔽を行い開放された軒下空間とするなど、衣替えを行うように季節に応じたモードチェンジをはかっていく。
DATA
竣工:2011年2月
所在地:茨城県つくば市
建築面積:78.21㎡
延床面積:142.35㎡
階数:地上2階
構造:W造
用途:実証住宅
MEDIA
住宅特集 2011年5月号
PHOTO
Koichi Torimura





