



この住宅は表と裏の2つのスペースからなっている。表の空間は住まいの中央に配置された共有スペースである。そして裏の空間はその外周に設けられた廊下状の空間だ。
個々人のアクティビティに対応した廊下状の空間からベッドや机・浴槽といった家具什器-「もの」が突き出してきて、表の共有スペースが緩やかに仕切られている。建築より柔らかで身体に近い「もの」によって流動的な住まいの中に距離を作り出そうという提案である。
コンセントにプラグインするように、人が住まいにプラグインし、さらに「もの」が人にプラグインする。性能のよい流動的な空間の中を、人と「もの」が自在に動き回り、そして個々人の生活が組み立てられていく。
DATA
展示期間:2005/07/27-07/29
場所:エネルギーソリューション &蓄熱フェア05 @東京ビックサイト